WB工法Q&A

Q&A

Q① 「高気密・高断熱住宅」ってなぁに?

A→  温かさだけを求めるため、家そのものに高断熱という冬布団に高気密というビニールかっぱまで着せ、目張りまでしてしまったのがパネル気密住宅であり、高気密・高断熱住宅です。一年中、雨がっぱや冬布団を着せたままの家のこと。


Q② 「家が呼吸する」ってどういうこと?

A→  人間は呼吸し、大変な水分を必要とし、発散しています。臭いも同様です。ですから、家も呼吸(自然に乾燥したり、湿気を吸ったり)をしていなければ人は住めません。 勘違いをしている点は、換気システム(強制換気)を取り入れているので、家が呼吸しているという考え方です。それは間違いです。強制換気とは病の人に取り付ける生命維持装置であるということです。
家の呼吸は(人間と同じ)自然に行われるべきものです。


Q③ 「通気断熱」ってなぁに?

A→  人は、寒ければ重ね着をし、暑ければ脱ぎ、風通しを良くしています。汗をかけば下着が吸い取って発散させるようにごく自然に行っています。家も人間と同様に汗をかきます。家に対しても人間と全く同じ考え方をすることが通気断熱の原点です。
厳寒の地から灼熱の地まで、人は下着に綿を使い、汗を吸い取り、寒ければシャツ、毛糸のセーター、上着、コートと重ね着をして温かさを保ちながら皮膚呼吸を行っています。通気断熱とは、この重ね着の原理なのです。


Q④ 「WB工法」ってなぁに?

A→  WB工法とは、家にセーターを着せたり脱がせたりする方法です。
家を人に置き換えてみると、家にとって下着とは部屋の壁です。壁には下地材、仕上げ材があり、これが家の下着なのです。この下着を合板気密、ビニールクロスという気密素材で仕上げてしまっているのが現代の住宅(高気密・高断熱住宅)です。皮膚呼吸のできない状態となり、結露、新築病の原因となっています。
家の場合セーターは壁の中にあります。壁の中にはどんな家にも空気層があり、これが重ね着のセーターなのです。
壁の中には空間があります。地域によって違いますが断熱材(ウレタン板)を外壁に付けて入れます。これを外断熱と言います。残された空間がセーターの重ね着部分です。
この空気層が寒くなったら通気が止まり、毛糸のような保温層となり、熱くなったら開放してシャツ1枚の状態とし、焼け込みを追い出す冷却層になります。外気温度の変化によって自由に閉鎖・開放をするので、半そでシャツから毛糸のセーターへと自動に重ね着していくのです。
家の床、壁、屋根にダブル「W」の通気層をビルダー「B」が造ること、ブレス(呼吸)の総称からWB工法と命名しました。
「通気断熱WB工法」の重要なところは、部屋の壁が吸放湿(呼吸)することができ、なおかつ壁の中が重ね着のできる構造にすることにより、温かさと涼しさが適度な湿度の中で求めることができることです。


Q⑤ 「窒息住宅」ってなぁに?

A→  家全体を合板パネルで囲い、湿気に弱い合板をビニールで囲む気密住宅の造り方(2×4、プレハブ合板構造)のことです。


Q⑥ 「窒息住宅」はどうして悪いの?

A→  家および各部屋が窒息していると空気が淀み、家の蒸れ腐れ、窓やフローリングの結露、カビ・ダニ、化学物質(ホルムアルデヒド)の高濃度、これらが新築病(シックハウス症候群)を引き起こしてしまうからです。


Q⑦ 「家の蒸れ・腐れ」はどうすればなくなるの?

A→  根本的な家の造りを“呼吸のする家”にすることです。 「通気断熱」だと、床下から屋根へ抜けるため、家全体に空気が行き渡り、家の蒸れ・腐れがなくなり、家が呼吸できるのです。
各所に熱感知式形状記憶合金の自動開閉装置を取り付けることにより、夏は開放され、壁の中が煙突状態となり、自然対流を起こし、床下に冷えた空気が吸い上げられ、部屋を直射熱から防ぎ、冷却します。冬は各所が閉鎖され、第1、第2空気層が保温


Q⑧ 「冬寒く、夏蒸し暑い家」の原因は?

A→  家の冷えと蒸し暑さには熱伝導により寒さと暑さが忍び寄り、部屋の熱を打ち消し、また蓄熱していく状態と、体感温度のように風速と湿度によって熱を奪い、温度を下げていく状態と2通りあります。この風速と湿度は熱伝導率の数倍も家を冷やしているのです。
冬も夏も、体感温度(風速と湿度)を利用し、遮断と開放により冬の温かさと夏の涼しさが求められるのです。
高気密にした家は、パネル気密住宅も2×4も在来木造住宅も全く同じです。
冬はコーヒーメーカーのフラスコのように、夏は石焼鍋のような状態となります。家の中は湿度の高い蒸し温かさ、蒸し暑さだけではありません。蒸れ腐れ、結露、カビ・ダニ、化学物質などが蔓延し、新築病(シックハウス症候群)といった新たな病気が生まれてしまったのです。


Q⑨ 「冬寒く、夏蒸し暑い家」はどうしたらいいの?

A→  気密にしないで温かさを求める方法を取り入れなければならないのです。
断熱材と通気層を整然とし、冬の冷え込みに対しては部屋の熱を奪っていく通気層を閉じて保温層とし、夏の焼け込みに対しては太陽の直射を受け、家全体と部屋が受熱し熱を蓄積しないよう通気道を開放することにより、自然に起きる対流によって熱を放出する冷却層とします。
この方法によって家はビニールを貼ることなく人が皮膚呼吸をしながら温かさと涼さを求めている重ね着の状態となったのです。
そこで、熱感知式形状記憶合金による自動開閉装置が出来上がったのです。


Q⑩ 「結露」はなぜ起こるの?

A→  結露は急激な温度差と多湿によって加速され水滴となって付着します。
物体(材料)は鉄、ガラス、ビニールのように透湿性がなく、熱伝導率の高い材料に激しく起こります。
結露は冬にガラス窓につく水滴が最も目につき分かりやすいと思います。しかし、その他にもありとあらゆる所で結露は発生しています。
まず材木に打った釘、通気が殺された壁の中、空気が淀んだ押入れの中、部屋に置かれたタンスの裏、極端な場合は床のフローリング、小屋裏の断熱材などです。
結露現象は冬だけでなく夏にも起きています。これを「逆結露」といいます。これは、家を気密にし熱を抱え込む冬向きの家を造ったため、冷房なしでは住めない家となり、1日中冷房をするため外と中の温度差が急激に起こり結露が発生してしまい、冬と夏とが逆転したのです。


Q⑪ 「結露」はどうすればなくなるの?

A→  部屋、家を吸放湿する素材で仕上げ、冬は冷えすぎないよう微量の呼吸をさせ、夏は大量の通気を通し大きな呼吸をさせること。
「化学物質がこもる」ってどういうこと?
化学物質は文化生活の中ではありとあらゆるもの(商品)から発生されており、またその商品は文化生活には必需品です。大変やっかいなことですが、劇薬のようなものでなくジワジワと出てくるので部屋にこもってしまいます。
住宅にこもる化学物質の中で、主に発生するのがホルムアルデヒド、これが新築病(シックハウス症候群)を引き起こしていると考えられています。 このホルムアルデヒドは40%の水溶液でホルマリンとなります。
このホルマリンは物を腐らせない、虫を寄せつけない、接着力を強化するなどの効果があるため、合板や接着剤など大半の家造りで使われるようになり、建築資材のほとんどに使われています。
家を高気密という容器の造りにしてしまうと、揮発して出てきたホルムアルデヒドは部屋の中に充満しています。また、家全体が高気密なので、壁の中、床下、小屋裏などに充満してしまいます。寒くなると壁・床・天井に付着し、温かくなると、また空気中に出るのです。高気密にした家はこの繰り返しです。
化学物質がこもる原因は骨のない家造り、合板パネル住宅による高気密から始まり、太い骨のある家にもすっぽりビニールを被せ目張りまでして高気密にしてしまった家(合板パネルにより、タッパーのような家)を造ってしまったことにあるのです。家そのものが呼吸をしていないため、空気が淀み、化学物質がこもってしまうのです。


Q⑫ 「化学物質」はどうすればなくなるの?

A→  建材、家具などに使われたホルマリンはほんの微量ずつ温かになるにつれ揮発して出てきます。それが新築または家具の入れ替えた時から一番多く出るのは3年から5年と言われています。
高気密にしなければ良いのです。通気断熱WB工法を使用することによって呼吸する家が実現でき、すべての問題を解決します。
温かく結露もなく化学物質がこもらない家は、家自体が呼吸する通気断熱なのです。


Q⑬ 「室内環境の悪化」はどうして起こるの?

A→  人が住むことによって始まります。化学物質がこもっても、人が住まなければ問題にはなりません。水分も室内には出ません。

住宅環境悪化の5箇条
1)窒息住宅の原因
2)家の蒸れ腐れの原因
3)冬寒く夏蒸し暑い原因
4)結露する原因
5)化学物質がこもる原因

喉元過ぎれば熱さ忘れる、そんな諺が現在の家造りの発想であり、住宅環境なのです。冬に結露して大変な思いをしても、春になり開放的な生活になると忘れ、部屋に熱がこもり、夏の蒸し暑さをエアコンに頼り、足腰・関節が痛いと言いつつ一日中冷房を入れなければ住めなくなっています。
秋が来て、また開放的な生活になり忘れてしまうのです。現在の家造り、住宅環境は春と秋によって救われているのです。
室内の環境の原因にはまだ沢山あります。人が生活していくためには日常の用具、芳香剤、防虫剤などあげればきりがありません。高気密にすること自体が室内環境を最悪にしているのです。


Q⑭ 「省エネ断熱」ってなぁに?

A→  冷暖房システム頼らず、寒ければ衣服を着て、暑ければ脱ぎ、日陰に入ってうちわであおって体感温度を下げることです。こんな単純なことで省エネはできるのです。
昭和35年頃までの家には大変な隙間がありました。夏向きの住宅そのものです。昭和40年頃から家が気密化し始め、少しずつ温かな家となってきたのです。
高気密にした家は結露がひどくカビやダニ、化学物質など住めない家になってしまったため、強制的に外の冷たい空気を入れ、部屋の温かい空気を出すので、省エネになるはずがありません。(強制換気システムは、設置代・電気代がかかる)
本当の省エネ断熱とは、家が呼吸する通気断熱WB工法なのです。